- BALI ETHICAL PROJECT -
サーファーの私達ができるSDGsへの取組み
「CHAPTER1」の2人は、長年サーフトリップで訪れているバリ島の貧困問題に対するサステナビリティな支援活動の一環として、バリ島の伝統工芸を自分達の作品に取り入れられないかと考えていました。特にシルバー線とシルバー点を繋ぎ作られる銀細工はとても魅力的で、バリシルバーを自身の作品に取り入れることは永年の夢でもありました。
(左手前)現地の工房では共に作業をしコミニュケーションをはかるナイトウ
バリ島へのサーフトリップの際は海から離れた山エリアに位置するシルバーの村=チュルク村には必ず足を運びます。これまでも衣料品の寄付などの支援を行ってきましたが、近年のインドネシア経済成長の裏で拡大する格差を考えると、チャリティ的な活動ではなく持続可能な仕事へ発展する取り組みが必要だと考えます。
しかし、魅力的な技術とは裏腹に、大らかな国民性ならではのアバウトさがブランドのラインナップとして展開していく事を踏みとどまらせていました。チャリティ的な活動ではなく持続可能な仕事にしていくには、お互いが平等な関係でなくてはなりません。フェアトレードを実施するには自分達のビジネスパートナーとして共に仕事ができる理解者を見つけることがまずは必要でした。
シルバー職人「ウィディ」(左)とシラハセ(中央)とのミーティングの様子 ブランドのライダー兼マネージャーとして活躍する現地サーファーのモッソール(右)は通訳やバリ島と日本の橋渡し役を担う
2019年シルバー職人「イ・マデ・ウィディアルサ(通称:ウィディ)」との偶然の出逢いから、永年の想いが現実となります。彼はこれまで出会った誰よりも真面目で意思の強い職人でした。「彼ならきっとできるはず!」そう確信します。まずは一人から。継続的な仕事となる仕組みの理解者を作ることがこの先の発展へと繋がると考えています。
ウィディは家の離れにある小さな工房で、シルバーを制作し家族の生活を支えています。
- バリ島 エシカル プロジェクト コレクション -
2019年からリリースとなった「CHAPTER1×WIDHI」の初の共同制作商品のネックレス | チュルク村で制作されている、伝統的なシルバー製品を販売する事もプロジェクトの一環となる | ||||
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バリ島以上に貧困問題を抱えている国や地域は世界中にもっとあると思うけれど、口先だけのSDGsやエシカルフェッションでなくサーファーの自分達2人が現実的に実行できる事って、バリ島の人々との繋がりしかないんですよね。大きな企業などの取り組みから考えたらほんのちっぽけな事かもしれませんが、コロナ禍で観光業がメインとなるバリ島が大きく影響をうけている中でも継続的に仕事を提供できている事は良かったと思います。長年訪れてきたバリ島にはまだまだ沢山の魅力的なハンドメイド技術があるんですよ。アクセサリーに関わらず、このサイトが販売の窓口として今後も稼働するようにと思っています。それが自分達ができるバリ島への恩返しかな。でも一番は早くコロナが落ち着いてバリ島に行きたいですネ。